筋肉量が減ったから太る。の嘘

こんにちは!
HIXY下総中山店の増山です!

皆さんは、
「最近年齢と共に太りやすいな」と感じることはありませんか?

その時によく聞くのが、
「筋肉量が減って基礎代謝が落ちたから。」というお話しではないでしょうか!

これってホント?なのでしょうか?

さっそくですが、
大阪医科大学の研究「日本人筋肉量の加齢による特徴」で日本人の筋肉量の推移を見ていきましょう!

グラフで見ると確かに加齢とともに右肩下がりですが、
20歳~60歳まではほぼ変わらないことが分かりますね!

今度は測定値を見ていきましょう。

18歳~64歳を比較すると男性で1.9㎏、女性で1.2㎏筋肉量が減っていますね!

ただ、さらによく見ていただきたいのは、
18歳~54歳の比較だと筋肉量はほぼ変わりません!
※今回は基礎代謝の話ですので部位別筋肉量ではなく全身の筋肉量を見ていきます。

このデータからお分かりだと思いますが「筋肉量が落ちて太りやすくなった」が当てはまるのは少なくとも54歳以上からという事が言えますね!

また、54歳から64歳の10年間でも落ちる筋肉量は1~2㎏程度という事が分かります。

●筋肉量が1㎏減ると、
1日の基礎代謝は13Kcal減ります。

多めに見積もって10年間で2㎏筋肉量が減ったとして、64歳の時に減っている基礎代謝は1日にたったの26Kcalとなります。

たしかに減ってはいますがこれだけで年々体重が増えていく理由が説明しきれますでしょうか?

「最近太りやすい」⇒「基礎代謝が落ちたから」⇒「筋肉をつけるために筋トレだ!!」

この流れは本当に正解なのでしょうか?

体重を軽くしたい!
体脂肪を減らしたい!

と思うのであれば、見直すべきポイントは他にもっとあるかもしれません。

原因としては本当に様々なものが考えられます。

1.ホルモンの影響(特に女性)
→ 加齢によるエストロゲン低下は、脂肪のつきやすさにも関係

2.睡眠の質の低下
→ 睡眠不足は、食欲を増進させるホルモン(グレリン)を増やす

3.腸内環境の変化
→ 年齢とともに腸の多様性が下がり、「太りやすい腸」になることも

4.ストレスや自律神経の乱れ
→ コルチゾール増加で内臓脂肪がつきやすくなる

もちろん筋トレは大切ですし、効果的ですが、
キツい筋トレをがんばらないと痩せられない
は大きな間違いです。

そもそも若い時から比べて筋肉量なんてあまり減っていない可能性が大いにあります。

あなたが太ってしまった原因はもっと簡単なものだったかもしれません。

各パターンにおける原因と対策はまた別の記事にてまとめていきたいと思います!

ご興味があればまた次の記事もぜひぜひ読んでみてください!